全員集合はまだ真っ暗な午前2時45分。ホテルから大型バスで、湯原昌光プロ設計のいずみかわコース(レギュラーティ;5943ヤード)へ。
バスのヘッドライトを頼りに練習グリーンでパットをしたり、ストレッチをしたりしながら、
カッコウの鳴き声が聞こえ始め、フェアウエイが目視できるようになるのを待つ。
そして各組、ショットガン形式のスタートをするために、案内されてスタートホールに向かう。

スタートは、朝霧の出やすい17番ホールで3時47分に熊よけの花火、(流石に熊は出なかったが、鹿や野うさぎを見かけた参加者がいた)を打ち上げ、その音を聞いて一斉にスタート。
このショットガン形式というのが、初めて参加するプレイヤーには、ちょっと戸惑いを生む。一つはペース配分。
日没までに72ホールをホールアウトさせるためには、最初のコースをできるだけ早く回る必要があるのだが、変に焦ってしまう人もいて、
自分の本来のペースでプレイできないなんてこともある。
それと、特にリゾートコースでは、1番ホールはフェアウエイも広く、
プレイしやすく作られているものだが、ショットガン形式だと、
比較的難しいホールに当たることもある。それで勘を取り戻すまでに時間がかかるなんてこともあるようだ。
いずみかわで18ホールをプレイすると、今度はクラブハウスに上がってきた順に、2組、3組毎にここから20分ほど離れた
カーチス・ストレンジ設計の36ホール、リバーコース、ウッドコースへ(それぞれ5686ヤード、6402ヤード)。
この2コースのクラブハウスに着くと、おにぎりや豚汁が用意されており、15分から20分前後の休憩。それでも早い組は
7時前に36ホール目に挑戦してゆく。ここでは、主催者の能力が問われることになる。
というのも、プレーをする4コースのうち、最も難しいのがウッドコースで、最も簡単なのがリバーコース。
参加者としては、体力があるうちにウッドを回りたいと思う参加者もいれば、体が温まった2コース目で波に乗りたいと
思うものもいる。一方、プレヤーたちが詰まらないように、2人のチーム、3人のチーム、いずみかわで遅かったプレーヤーなどを考慮しながら、
両コースのアウトインに振り分けてゆく。この2コースをプレイ中にランチボックスが渡され、
プレイをしながら(?)食事を取るし、各コースのスタート前には、スナック菓子やバナナも手渡される。
この2コース、いずみかわを含めて54ホールを終えると、今度はホテルのあるタワーコース
(ジャンボ尾崎設計;6228ヤード)へ再びバスで移動。
早い組だと、午後1時ちょっと過ぎには、タワーコースをスタートできる。
もうこうなると、急いでプレーする必要もないのだが、早くホールアウトした組のプレイヤーの中には、
「おかわりゴルフ」を考える参加チームもある。
実際、競技には関係しないが、72ホール終了後、9ホールの「おかわり」をして81ホール目を終えても、まだ足りず、
さらに9ホール、1日90ホールに挑む参加チームもあったほど(もっとも、最後の9ホールは日没のために完全には
消化できなかったようだ)。
結局、最初のチームがホールアウトしたのが、午後3時58分。最後の組がホールアウトしたのが日没近い7時10分。
全員、72ホールを完走・完歩(?)したのだった。